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「Rakuten UN-LIMIT」「Rakuten mini」の1ヶ月使用レビュー

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どんなときもWiFiの代わりとなる回線として、先月中旬から楽天モバイルで「Rakuten UN-LIMIT」と「Rakuten mini」を契約し使用しています。
1ヶ月経過しましたので、使用感をレビューしたいと思います。

楽天モバイルのトップページ
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新しい番号も欲しかったので、MNPなどは特にせず新規契約を行いました。
また300万回線までは通常2980円の基本料金が無料で、超小型のスマートフォンとして人気のRakuten miniが1円で購入できるキャンペーン中だったこともあり、契約しました。

Rakuten miniの配送の様子

申し込みから2週間強、本体が到着しました。
申し込みの際「Rakuten miniのお届けには2週間ほどかかります」という表示があったのですが、配達日時の指定が行えました。
3日後を指定したのですが間に合うことはなく、なかなか契約のステータスの更新もされなかったのですが、無事に到着しました。

Rakuten miniを開封

Rakuten miniのパッケージ
Rakuten miniのパッケージ

化粧箱は作りが少し凝っています。
この箱の角の作り方は、Apple製品に通ずるものがあります。

Rakuten mini

早速開封。
実際に目の当たりにすると、Rakuten miniの小ささに驚きます。
「こんなに小さいのにちゃんと動くのか?」という感じさえします。
色々なレビューでおもちゃっぽいと聞いていましたが、確かにおもちゃ感はかなりします。

Rakuten mini
Rakuten mini

電源を入れると、Androidのロゴが出ました。
バージョンは9.0を搭載しています。

楽天モバイルの開通手続き

同封されていたガイドに従って、開通の手続きを行います。
手続きといってもカメラでQRコードを読み込むだけです。
これだけで開通作業は完了しました。

実際に使ってみます。
自宅(都内23区)はRakuten UN-LIMITのエリア内と確認していましたが、確かにRakutenと表示され楽天モバイルの回線につながりました。

Rakuten UN-LIMITの速度

Google検索、Yahoo!、Amazon、ブログなど一通り閲覧してみると、特に引っかかったり遅さを感じることもなく、通常通りに表示されます。
日曜日の12時にスピードテストをしてみると、「上り19MB」「下り22MB」とかなりいい数字が出ました。

Rakuten miniでYouTubeを再生した様子

YouTubeで動画を再生してみると、かなりスムーズに再生され、驚きました。
意外とこのサイズで見る動画も悪くはなく、意外と使えるかもしれないと感じます。

Rakuten miniで撮影したGR3
Rakuten miniで撮影したGR3

カメラの画質は決して良好ではありませんが、メモがわりとしては十分です。

電話は「Rakuten Link」というアプリを経由して行います。
こちらのアプリを経由することで、通話料無料が適用されます。
操作感は悪くなく、また通話の品質も決して悪くなく通常の使用では特に気になるところはありませんでした。
以下のヨドバシ.comへのサポートの電話は、このRakuten Linkを経由して行いました。
通常の電話ではかなり電話料金がかかってしまいますので、ありがたい…。

ゲームなど重い作業はしていませんが、通常のウェブ閲覧、メールチェック程度だと、何もストレスは感じません。

Rakuten miniをテザリング

そしてRakuten miniの大きな特徴に、テザリングが可能な点があります。
ホームにテザリングON、OFFのボタンを設置することも可能です。
WiFi接続で、5GHzでの接続も可能とのことなので、早速MacBook Proを接続してみることに。

Rakuten miniをテザリング
C330がRakuten mini
Rakuten miniのテザリング速度

テザリングした際の速度(日曜日のお昼12時)は「上り17MB」「下り12MB」です。
本体のみで使用する場合と比べ、かなり速度は落ちてしまいますが、ウェブの閲覧は全く問題なく、数十MBのファイルのダウンロードも遅さを感じることなく完了しました。
もしかするとメインで使えるかもしれない、と淡い期待を持ちつつ、しばらく使ってみることにしました。

そして1ヶ月が経過しました。
まず、Rakuten UN-LIMIT回線についての感想です。

Rakuten UN-LIMITはウェブの閲覧は問題ないが、テザリングは厳しい場面が多い

楽天モバイルのエリア内ですと、速度も不満はなく、私の自宅の環境においては室内でも全く問題なく接続できます。
ウェブの閲覧もほとんど重いと感じたことはありません。
YouTubeの1080pのHD動画を再生してもカクつくことはなく、最初の読み込みに数秒時間がかかるだけで特にストレスはありません。
huluやAmazonPrimeVideoでも基本的には高画質で再生できます。

問題は、Macにテザリングをして、数GBの容量があるデータやソフトのダウンロード、アップデートをする場合です。
どのような制御が入っているのかわかりませんが、最初の100MB程度までは全く問題なく快適なスピードで行えるのですが、どんどん回線速度が落ちます
最初は「あと10分で完了します」という表示が「あと30分で完了します」「あと2時間で完了します」とどんどん伸びていくイメージです。
おそらく無制限なのは確かなのでしょうが、一度に重いデータをダウンロードすると、どこかで制限がかかるのだと思います。

一日10GB程度の容量を使うと、その日は制限がかかるという話も耳にしますが、その動作とは少し違う感じです。
データをダウンロードしながら、AmazonPrimeVideoで映画を観ようとしても、帯域のせいだと思いますがどちらもかなり重くなります。

このような不安定さをもっているので、メインの回線としては使うことはできない
テレワークなどで重いファイルのやり取りが発生する場面も多くなってくる昨今、メインの回線として使うとなると厳しいです。
あくまでもサブの回線という位置づけがいいと思います。

Rakuten miniはスーパーサブ機

Rakuten miniは軽く小さく、どこにでも持ち運べる気軽さがあります。
デザインも決して悪くなく、質感も悪くありません。
おさいふケータイも内蔵しているので、Suicaやnanacoなどの電子マネー決済も行うことができます。

しかしながら、その小ささ故、バッテリーの持ちは非常に悪いです。
覚悟していましたが、ここまで悪いとは思っていなかった。

テザリングし続けているので、気がつくとバッテリーが切れてしまっています。
今は基本的にコードをつないで充電しながら使用しています。
バッテリーの劣化が気になりますが、致し方ありません。
接続端子はUSB-Cのため、増加している対応機器とケーブルを共有できるのは嬉しいです。

Rakuten miniを充電している様子

また、冒頭でサイズ感が悪くなく、意外と閲覧しやすいと書きましたが、やはり見辛い場面も多いです。
コンテンツをどんどん閲覧していくサイズではないので、メイン機としては厳しいですね。
iPhone 8に持ちかえると、その大きさに安心感を覚えます。

また、個人の環境かもしれませんが、再起動した後になかなか電波を掴まないことがあります。
auの電波も掴まないため、文鎮と化してしまうことも時々あります。
再起動すると治るので、さほど深刻ではありませんが、気になる動作です。

個人的にはRakuten miniをメインで使うことはできないです。
家様の子機としては最高の相棒になるのではないでしょうか。

サブ用途なら完璧な楽天モバイル

使い始めてから、楽天モバイルに行政指導が入りました。
先日まで使っていた「どんなときもWiFi」にも行政指導が入ったことが記憶に新しいですが、契約している回線に問題が発生するのは気持ちが良いものではありません…。
また色々と聞く限り、楽天モバイルはまだ発展途上の感じが強いです。
エリアの拡大も必要でしょうし、エリアの中でも通らない場面が多いという話も聞きます。
また再起動後の不安定さなど、色々と改善すべき点がまだ多いのではないでしょうか。

ただ、メインを補うサブの役割としては、十二分の品質だと感じます。
今後、どのような品質になるのかは楽天にかかっていると思いますが、現状でのコストパフォーマンスはかなり高いと感じました。
エリア内にお住まいの方は、一度検討してみる価値はあります。

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