ハイソラ

iPhone 7を手放したお話

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2016年も残り1週間となりました。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
さて、記事にもしましたが、iPhone 7を発売日から使用していました。

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はい、結論から申しますと、手放してしまいました。
理由はとにかく「スタイルと合わない」ということです。

値段が使用スタイルと見合わない

私はスマホゲームもしませんし、主な使用用途としては、ウェブやメッセージ、メールくらいです。
メールもがっつりした長文メールではなく、主に新着メールの確認くらい。
ウェブは何か調べ物をする程度なので、ネットサーフィン(死語)もしません。
SNSもTwitterくらい。
よく考えたら、ライトな使い方ばかりでした。
iPhone 7は税抜きで72800円。
この値段に見合った使い方は果たしてできるのかどうか、不安になってきたわけです。

ホームボタンが合わない

自宅の仕事場では、iPhoneはスタンドに立てかけています。
通知を確認する際は、ホームボタンをカチッと押して確認しています。
iPhone 7の場合、ボタンが物理的に凹まないので、「立てかけながらホームボタンを押す」ことがなかなか難しかったんです。
ホームボタンに触れるだけで、また本体を持ち上げるだけでスリープが解除されますが、やはり人間の慣れというものはなかなか直せず、イライラが募っていきました…。

容量を気にするストレス

カメラの画質が格段に上がり、どんどん写真や動画を撮影したいのですが、いかんせん容量が32GB。
128GBにすればよかったのですが、「iPhoneに8万は出せない…。」というケチくささが発動され、最安の32GBを選びました。
GooglePhotoを利用すれば、容量を気にせずに、どんどん写真を撮りためることができるのですが、なんだかんだローカルに保存しなければならないファイルもあり、常に容量を気にしながら使う羽目になりました。
iPhone 6は64GBを使っており、容量を気にすることなく使えていました。
個人的にこの容量がベストなのですが、Appleの方針のせいなのか、32GBスタート…。
これが結構痛かったのです。

Apple Storeで返金

ということで、引き続きiPhone 6を使うことにしました。
Appleのオンラインストアで購入したため、2週間以内の返金手続きは無料で受け付けてくれます。
パッケージをきちんと元どおりにし、Appleのオンラインストアで返金手続き…。
しかし、ここで罠が。
Appleのオンラインストアで、自宅発送で返金手続きを行うと、近所のクロネコヤマトの営業所に出向き、「ヤマトネコピット」という端末を操作して、発送手続きを行う必要があります。
あいにく、自宅からクロネコヤマトの営業所は遠く、非常に不便。
Appleのサポートに電話をしてその旨を伝えると、「それでは、こちらで発送の手続きをキャンセルをして、お近くのApple Storeに持ち込んでいただく手続きを行いますが、いかがですか?」との案内。
早速、Apple Store渋谷(今はApple Shibuyaに名称が変わりました)に持ち込み、立っているスタッフの人に「返金をお願いします」と声をかけます。
事情を聞かれますので、正直に「全く合わなかったです」と伝えます。
「あ〜、そうですか…、お客様で2人目です」と言われ、同じような人がいたことに少し安堵しました(笑)。
傷の確認、動作の確認がその場で行われ、驚くほどあっけなく、、無事に返金手続きが完了しました。
私の場合はクレジットカード決済でしたので、他の方法の場合はまた異なる手続きが必要なのかもしれません。

mineoにMNP

引き続き、iPhone 6を使うことにしたわけですが、auの更新月が迫っています。
せっかくなので、MVNOに通信事業者を変更することにしました。
au系のMVNOはmineo、UQmobileの2社のみ。
個人的に「フリータンク」という、容量の貸し借りのような仕組みを提供しているmineoが気になっていたので、迷わずmineoにしました。
MVNOの移行方法は、ネット上に転がっていますので、ここでは割愛します。
結果、通信費用が本当に安くなりました。
正直、驚きました。
これまで、平均的に5800円ほどかかっていた通信費。
今ではなんと1700円で済んでいます。
気になっていた通信品質は、個人的に全く問題無し。
自宅ではWi-Fi、仕事場でもWi-Fiなので、生活のほとんどの環境で携帯の通信を使っていません。
外出する際も、もちろん速度の低下は感じられますが、使い物にならないほど遅くなったことはありません。

mineoにすることで気づいた「そんなに外で使ってないじゃん」ということ

mineoにして、自分はヘビーユーザーではないのだな、ということに気づかされました。
外出の際もひたすらSNSをチェックしたり、ブログを読んだりすることもなく、チェックしたとしてもライトな使い方をしていたんだな、と気づかされました。
確かに、auのマイページに書かれているたデータ通信量は、3GBを下回ることがほとんどでした。
今思うと、かなり勿体ない使い方だったわけです…。
気になることといえば、mineoのAプラン(auの回線)だと、iPhoneではテザリングが使えません。
これまで、ドトールでメールのチェックなどをする際は、テザリングを活用していましたので、これは不便です。
ただ、物は捉え方。
ドトールやカフェで作業する際は、Mac自体をオフラインし、ネットにつなぐことなく、作業に没頭するようになりました。
データがクラウドにしかなかったり、ネットに接続する必要がある場合は、その時点で作業を諦めて、ただひたすらコーヒーを飲んだり、読書をしたり。
勝手にネット断捨離のような状態になりました。

結局、自分の使い方に見合ったものを使うのがベスト

iPhoneはこれまで、2年おきに最新のものを買って使っていましたが、今回は見送りました。
Macのラップトップ(MacBook Pro)も、3年おきに新しいものを新調していましたが、新型MacBook Proの購入予定は今の所ありません。
当たり前なのですが、自分の使い方をしっかりと自分で理解して、その上で物やサービスに投資するのがベストなんだな、ということに気づきました。
Appleの魅力が、以前ほどなくなってしまったことも一因ですが、某都知事よろしく、いかに「ワイズスペンディング」するかが、これから生活する上で鍵になってくると確信しています。
モノが好きだからこそ、モノの価値や性能を100パーセント発揮したい。
そのことに気づいた2016年だったように思います。