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ハイソラ

「前提」を後から話す人への対策

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今、とある企業のサービス名を検討するお手伝いをしています。
そもそも決め方がわからないというご相談をいただき、かなり最初の方から会議、打ち合わせにオンラインで参加をしています。

会議室で新しい案が出る場合もありますが、ほとんどないため、まずは個々人で案を検討する宿題を課し、その案を共有して決定していくプロセスが一番無難だと思います。
しかし、個人で考える前に、「全員で共有しておくべき前提」をしっかりと納得した上で共有し、その前提にたった上で検討することが絶対に必要です。
その場、「前提共有会議」を必ず設けてもらいます。

ちなみに前提を辞書でひくと

ある物事が成り立つための、前置きとなる条件。「匿名を前提に情報を提供する」「結婚を前提につきあう」(デジタル大辞泉)

とあります。

そして、その場で決められたこと、共有されたことは必ず守り、後から変更を加えないことも大切です。
そのためにも、自分で考えていることや意見は、必ず発表し、その意見を否定しない環境づくりをしなければなりません。

前提をなぜか後から話す人

しかしながら、わがままな人はいます。
先日も、メンバーがそれぞれの案を持ち寄り、共有し議論に入ろうとした瞬間、「いや〜まずは前提としてさ、英語の名前でないとダメでしょう」と言ってきた人がいます。
もちろん、そのような「前提」はこれまで全く挙がっておらず、初耳です。

その考えがあるのであれば、検討する段階の前に話しておくべきです。
確かに、前提共有会議には休まれていた人なのですが、前段階で行ったヒアリングでは全く別のことをお話ししていますし、最終的には全てお任せするという言質も取ってあります。

厄介なのは、そのようなことを言い出す人に限って議案や金銭面での決定権を持っていたり、人事権を持っているような人に多い。

もちろん、後から「そういえばこういうことも大事だな」と思いついたこともあるでしょう。
しかし可能性としては「このような大事な場面で全てをひっくり返せるだけの力があるんだぞ」という力の誇示の方が大きい。

解決策は「呆れてしまう内容でも考えておく」こと

解決策について考えてみましょう。
まずは「聞いたフリをして徹底的に無視」ということが考えられますが、なかなか難しい。
先述のように、立場がある程度上の人で決定権を持っている人が多いため、なかなか無視できない。

その前提がある程度納得できるものであれば、改めて「検討し直す」ことです。
しかしながら、納得できる理由であることはほとんどない。
単に好みだったり、「妻(子、孫)が許さない」という場合もあります。
検討し直す価値があれば、ある程度締め切りが伸びてしまうのは覚悟の上、検討し直す必要があります。

前提共有会議の際に、ありとあらゆる事柄を検討することが大事です。
名称の場合は「日本語」「英語」「中国語」なのか、「名詞」「動詞」なのか、様々な事柄について検討し、「これだけは避けたい」ということだけを決めておく。
「そんなことまで考えるの?」と半ば呆れてしまう内容でも、意外と大切なのです。
これまでに経験したエピソードをお話しすると、時間の無駄と考えていた人でも多くの方は納得していただけます。
これでだいぶ、土壇場でのやり直しは防ぐことができます。

コロナ禍でいろいろな価値観が変わったとは言え、やはり人間の本質というのはなかなか変わらない。
準備できる最大限のことをしておき、それでも難しい場合は諦め、自分の身を守ることも大切です。

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