気がついたら10月も半ば。
寒くなって参りましたが、皆さんいかがお過ごしですか。
この時期、妙にドライブに行きたくなるんですよね。
車が大好きな自分にとって、ドライブは特別な時なのです。
そうそう、車好きは総じてドライブ好きですが、ドライブ好きは車好きとは限らないですよね…。
閑話休題。
愛車をもたない車好きにとって、「レンタカー選び」というのはとても神経を使うんですよね(そうですよね?)。
レンタカーで選ぶことが出来る車の中で、今一番お勧めなのが「MAZDA デミオ」です。
あまりにも好きになって、2WDのガソリンとAWDのディーゼル、試しました(笑)。
特にディーゼル車AWD仕様、これ、レンタカーで乗る際には指定していい位、良い車。
昨年のカーオブザイヤー受賞。それだけの理由があります。
目次
タイムズカーレンタルで、新型デミオディーゼル仕様を借りてみた
「タイムズカーレンタル」(旧マツダレンタカー)は、車種も豊富でキャンペーン料金も魅力的でとてもお勧めです(ステマじゃないよ)。
とくにマツダの関連会社だけあって、マツダ関係の車が豊富です。
もちろん、デミオも借りることが出来ます。
それも、ガソリンだけではなくディーゼルまで!
「C2Dクラス」を指定すると、このデミオディーゼル仕様を借りることが出来ます(キャンペーンによっては指定できないことが多いようです)。
「SKYACTIV-D」というブランド名が付けられた1.5リッターのディーゼルエンジン。
詳しい説明は割愛しますが、とにかくトルクが豊富。
トルクが豊富だと、アクセルをそんなに踏まなくても、快適な加速感が得られます。
デミオのようなコンパクトカーには、ディーゼルエンジンは厳しいと言われてきましたが、それをきちんと実現するのがマツダというメーカー。
早速借りてみました。
塊感のあるデザイン
いやー、カッコいい。
マツダは「塊動」というデザインテーマをもとに、エクステリアデザインがなされています。
動物が獲物に飛びかかる瞬間、をイメージしているらしいのですが、まさにそんな感じです。
ギューッと機能を詰め込んだようなデザイン。
iPhone 5あたりのAppleデザインに通ずるものがあります。
スペシャルエディション等の例外はありますが、フロントグリルの赤い線、これがディーゼルエンジンの見分け方。
瞳をイメージしたというヘッドライトも、いい感じです。
祖母の家の前で撮影しましたが、こういう古い日本の風景にも良く似合いますね。
地方は車は贅沢ではなく必需品。このような風景に似合うかどうかは大切。
質感は高くないがチープではない
車内に乗り込んでみましょう。
レンタカー仕様らしく、最廉価グレードのXD。
マニュアルエアコン&マツダコネクトなし。
質感は良くも悪くもありません。
以前別の機会に乗ったアクセラで使用したマツダコネクト、操作性はとてもよかったのですが、ナビの案内が「ん〜?ここ案内するか?」という、とても信頼ならない印象でしたが、今回は別のナビ「マツダスマートナビゲーション」が搭載されていました。
オーディオレス仕様+スマートナビゲーションという組み合わせになるようです。
これはしっかりとした、信頼できる案内で、なおかつ本当にシンプルな画面で好感が持てます。
マツダコネクト搭載を選ぶと、ナビゲーションも(SDカードですが)自動的に決定されてしまうのですが、マツコネ&マツダスマートナビゲーションという組み合わせは出来ない物ですかね…。
マツコネはバージョンアップで機能向上が期待できますが…。
ディーゼル、楽しい
さて、いざエンジンをかけると、武者震いっぽい「ブルル〜ン」という始動音が聞けます。
これ、人によってはうるさいと感じるかもしれませんが、ガソリンエンジンと大差ありません。
ただ、デミオのガソリン仕様も運転しましたが、ハンドルを伝わってくる振動はガソリン車の方が少ないです。
走り出しは若干重たい感じ。
ただ、クリープ現象は強いです、スルスルっと動き出します。
20km/hくらいからのトルクフルな加速は本当に気持ちがいいです。
アクセルを数mm踏んでるだけで加速して行きます。
今回、2日間で高速300km・市街地100kmほど走りましたが、どちらも本当に気持ちがいい。
特に高速道路をスムーズに移動できる感じは、本当に5ナンバーのデミオか?という印象。
トルクは2.5リッターエンジンと同じほどあるので、余裕がある運転が出来ます。
100km/hで流していると、回転数は1700くらい。
ただ、タコメーターは見にくかったです、慣れますが。
市街地では、20km/hくらいに感じられるディーゼル特有な「カラカラガラガラア」という音もしますが、後は気になりません。これ、本当。
信号待ちではアイドルストップします。
ただ、再始動のときには結構大きめな振動が伝わります。
このアイドルストップも細かい制御で、ブレーキを踏んで止まっただけではエンジン止まらないんです。
グッと踏み増すと、エンジンが止まるんです。
軽自動車などによく見られますが、「ここで止まらなくて良いよ!」という不快感は皆無です。
ちょっと長そうな信号待ち、渋滞なんかでは、ブレーキを踏み増してエンジン停止。
少しの間の停車ではブレーキそのままでアイドルストップなし。
これがドライバーの意思で出来るのはさすがです。
安心できるAWD
今回乗ったデミオはAWD仕様でした。「i-ACTIV AWD」というブランド名がついています。
これ、すごい安心感があります。
詳しい技術説明は割愛しますが、いわゆる生活四駆は「車がすべった!よし!後輪駆動!」というイメージなんですよね。
それに比べて、今回のマツダのAWDは常に後ろにも若干駆動力が伝わっています。
前99:後1くらいらしいですが、これのおかげか、本当に安心できるのです。
そして、センサーでスリップを監視するのですが、そのセンサー制御が上手い。
外気温やどのような道を進んでいるのか、ハンドルはどの程度切っているのか、ということまで判断して、「あー、これ、滑りそうだなぁ、よし、後ろのタイヤもっと動かすか」という感じで制御されています。
直進安定性や、雨の日のカーブは2WDよりも明らかに「どっしり」感があります。
以前のデミオは「e-4WD」といって、滑りやすい路面で発信するときに、後輪に積んだ小さなモーターでアシストしてくれる程度でしたので、大幅な刷新です。
というか、全体的に以前のデミオとは、ほぼ別の車に仕上がっていますよ。
おまけに燃費も良いと来たもんだ
燃費は総じて20km/Lほどでした。おまけに軽油。本当に経済的。
カタログ燃費とさほど大差はありません。
AWD仕様でそんなにエコランを意識した訳でもなく、普通に気持ちよく走ってこの燃費。
拍手喝采ものの技術でしょう。
レンタカーでは安心かつ快適に旅したい。だからこそ。
長くなりました。
これから冬のシーズンです、東北地方や北陸地方でレンタカーを使うことも多いかと思います。
レンタカーは見知らぬ土地を走る機会も多く、より一層安全に快適に過ごすことが出来なければならないと考えています。
その中で、このデミオディーゼル・AWD仕様は安全かつ快適に楽しく、旅を演出してくれます。
タイムズカーレンタルでC2Dを指定することが出来たら、レンタカーはこれで決まりでしょう。
…そして私はこの車を本当に欲しくなってしまいました。
レンタカーでもこれだけ、楽しめる車です。
自分だけの空間に出来たら、好きなときに好きなだけ乗ることが出来たら、人生楽しくなるだろうな…。