みなさんこんにちは。あんず(@anzu_highiso)です。
FUJIFILMのX-T3を愛用しています。この度ファームウエアアップデートのVer.4.0が提供されたので、早速アップデートしてみました。
目次
Ver.4.0のアップデート内容
一時期、「クラシックネガが提供されるかも」と噂されたのですが、実際は搭載されませんでした。
おそらくX-S10の情報と混ざって錯綜したようです。
ファームウエアアップデートの内容は以下のとおり(プレスリリースより引用)。
1.オートフォーカス性能がX-T4同等に向上
1)AF処理シーケンスの最適化によりAF速度を向上。
2)被写体の動きを予測するアルゴリズム改善により、AF合焦率を向上。
3)AFトラッキング性能が2倍*に向上し、フォーカスエリアポイント枠を狙いたい被写体に合わせて半押しすることで、高精度に被写体を追従。
4)アルゴリズムの刷新により、ライブビュー、連写時の顔検出/瞳AFの追従性が約2倍*に向上。
5)-7EV:**の低輝度環境でも高速・高精度な位相差AFを実現。
6)任意のフォーカスレンジをあらかじめ設定できる「フォーカスリミッター」機能を新規に搭載。
*ファームウェアバージョン3.30との比較
**「フジノンレンズXF50mmF1.0 R WR」装着時
2.各種機能の拡充
1)動画撮影時(録画前のスタンバイ状態)にもシングルAFのエリアサイズを変更可能になりました。
2)「お気に入り」の設定方法が変更になり、カメラ内で付与したレーティング情報をサードパーティーのソフトウェア上でもレーティングを確認する事ができ、お気に入りの写真をすぐに判別できるようになりました。
3)AEロック中にフォーカスレバーでフォーカスポイントの位置変更が可能になりました。
4)フォーカス設定メニューの「レリーズ優先/フォーカス優先」の「AF-Sモード時の優先」の初期設定(撮影メニューをリセットした状態)がレリーズからフォーカスに変更になりました。
そのほか、軽微な不具合の修正がなされています。
XF56mmF1.2で試してみると、さほど変化なし
XF56mmF1.2というレンズがあるのですが、このレンズが大好きです(数年前に手放したXマウントのシステムを買い戻したと言うアホなエピソードがあります)。
少し古い設計ということもあり、AFの速度は決して早いわけではありません。
Ver.3時代は「ガガッ、グゥ、ピッ」みたいな感じでAFが合います。
X-T4と同等のAF速度ということで、そのあたりの速度が改善されるかな?と期待を込めて実際にアップデートしました。
結果としては、体感で変わるほどのAF速度向上はありませんでした。
確かに、数m先の風景を撮影すると「早くなったかな?」と思うこともありましたが、最短撮影距離の70cmから1mあたりでは、依然として「ガガッ、グゥ、ピッ」という感じで焦点が合う感じです。
まだ仕事場の写真しか撮れていないので、厳密にテストできていません。
ただ一番使う環境で、特に速くなった体感はありません。
最新のXF50mmF1.0や、XF35mmF2あたりのレンズだと、おそらく速くなっているのだと思いますが、XF56mmF1.2ではさほど変化はありませんでした。
うーん、少し期待していただけに残念です。