ハイソラ

打ち合わせ中に電話に出る人の気が知れない

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先日、打ち合わせの終わりに「○○の件は別の日に電話でお話がしたい」と相談を持ちかけられたので、「今週は10日の10時から11時だと大丈夫です」という返事をしました。
すると「電話ですよ?何言ってるんですか?」と言われてしまいました。
「色々と打ち合わせと会議があるので」と返事すると、「その間にできますよね?」と返されてしまいました。

打ち合わせではそれに集中したほうがいい

私は打ち合わせの最中は絶対に他のことしませんし、実際にウェブやロゴや制作物を作っているときは、できるだけ情報をシャットダウンするようにしています。
1時間に1回、休憩を入れるので、その際にメールを返信したり、仮に電話がかかってきている場合は折り返し電話をしたりします。
特に上記のような電話での打ち合わせの場合、電話だろうが対面だろうが、打ち合わせであるわけですから、それに集中できる環境下でないと、相手にも失礼ですし、何も決まりません。
「電話だとどこでもいつでも打ち合わせできるだろう」と考えている人がいることに、かなりショックを覚えました。

私は誰かと打ち合わせをする際は、電話にも出ません。
何度もかかってくるような緊急事態の場合は別ですが、そもそも滅多にないことですし、2回くらい出なかったらメールで簡単に緊急な件を告げられるので、そもそも出ようという気さえ起きません。

打ち合わせ中に電話に出る人の気が知れない

打ち合わせを重ねると、平気で電話に出て、電話口の相手と別の打ち合わせや相談をし始める人もいます。
「いやいや、すみませんね」と言われますが、正直絶対に仕事したくない相手です。
目の前に仕事相手がいるのに、軽視している証拠ではないでしょうか。
何とも思わない人もいるかもしれませんが、私はとても気になります。

まだ20代ですし、仕事のキャリアも10年に満たないので舐められているだけかもしれません。
しかし、世代に関係なく、年下でも上のようなことをする人もいますし、年上でも打ち合わせの際にiPhoneの電源を切ってしまう人もいます。
後者のような人になりたいと常々思います。

電話は乱暴である

そもそも電話は結構乱暴なツールだと個人的に考えています。
「電話に出ないほうが失礼だろう」という考えをする人が時々いますが、相手が電車だろうが車を運転してようが出ろって言うことなのかな、乱暴な人だなと思います。
相手が何をしているかわからないのに、いきなり相手の時間を奪う行為です。
お店やどこかへの問い合わせの場合はそもそも窓口として開設されているので話は別ですが、個人宛にいきなり電話をするのはそろそろよしませんか。
メールやSMSであらかじめ「電話よろしいでしょうか」と、一報を入れるべきではないでしょうか。

働き方改革は細かいことの積み重ねではないか

働き方改革と言われて久しいですが、このような細かいところに問題の本質が隠れているようでなりません。
基本的にカレンダーに登録された用事は、その用事だけ行うようにしています。
集中して相手の話を聞き、わからないことはその場でパパッと解決する。
決められることはその場で決めて、さっさと帰って他のことをしたいのです。

単に働く時間を削ったり、AIを導入して効率化を図るだけではなく、「その時にやるべきことはやった方が早く済むよ」という根本的な認識が足りていないように感じます(学生が夏休みの課題をいつまでもせずにいて、それを自慢げに語ったりすることに通じている気もします)。

先述した「電話だといつでもどこでも打ち合わせできる」と考えている人に限って、平気で3時間の打ち合わせを持ちかけられたり、会議でもダラダラと決まらないことや、決まりそうもないことを議論し続けるのです。
「雑談は一切するな」と言っているのではありません。
現に私も雑談は大好きですし、その内容から新しいイメージ、新しいアイデアが湧くこともあります。
個人的な好みを議論の場に持ち出したり、何が良いのか悪いのかという予め考えておくような内容を議論したり、「決めようとしてないのではないか」と思ってしまうような議論の方法に問題があります。

このようなことを書くと「めんどくせぇやつだな」と思われることもわかっています。
「仕事ができる自慢かよ」と言われることもあります。
私は決して仕事ができる人ではありません。
だからこそ、毎日何とか上手く生きられないか、と考えています。

面倒なことをきちんとこなすからこそ、効率的に仕事ができて毎日に覇気が出るのですし、人よりも短い時間で同じ金額を手に入れることができる。
その時その時をしっかりと考える、禅の世界に近いものがあります。