家にいる時間が増えて、以前よりも家が汚れるようになってしまった人、多くいらっしゃると思います。
家にいる分、髪の毛とかホコリが気になるようになった、というのが正確かもしれません。
私もその一人。きれい好きな方ですが、流石に毎日掃除するのもなかなか億劫です。
このような生活がおそらく長いこと続くだろうと思い、思い切ってロボット掃除機を導入してみました。
大正解でした。
目次
Rentioでロボット掃除機がある生活のよさを体感
購入の前に、レンタルサービスの「Rentio」でお試しをしてみました。
お金はかかりますが、必要な手続きと共にルンバのオフィシャルサイトから購入した場合、そのレンタル代金がキャッシュバックされます。
2週間ほどロボット掃除機の「iRobot ルンバi3」と「iRobot ブラーバジェットm6」を使用してみたところ、本当に生活が豊かになると感じました。
2日に1回、ロボット掃除機を作動させるだけで、家がきちんと整うことを実感しました。
当たり前のことなのですが、機械に任せてしまっても全く問題ないどころか、人の手よりも綺麗なのではないかと気がつけたのは、大きな収穫です。
ただ、「ルンバi3」は厚みがあるため、一部の家具の下には入ることができず掃除がされないこと、また作動音が想像以上に大きく、在宅中に作動すると驚くこともわかりました。
また、玄関の段差を毎回乗り越え落ちてしまうので、あらかじめ邪魔になるものを置いておく必要があるのが本当にストレスになってしまいました。
「ブラーバジェットm6」は、水拭きの有無では床のきれいさが全く違うことに驚きました。留守中に作動しておき、帰ってくると明らかに空気が違うのです。
ということで、「ブラーバジェットm6」はそのまま購入を決め、ロボット掃除機の方は新しい候補を探すことにしました。
候補に上がったのは「Anker Eufy G30 Edge」、「ECOVACS DEEBOT U2 PRO」、そしてルンバの上位機種である「iRobot ルンバ s9+」の3機種。
このうち、Ankerはこれまでバッテリーや周辺機器を多く愛用していたため、ある程度信頼できるなと感じ「Anker Eufy G30 Edge」を購入することにしました。
他の製品に比べ、安さと機能のバランスがとれているなと感じたのも、購入の決め手です。
開封・設置
大きめのダンボールに入っています。
開封すると、本体とEdgeという名称の由来になっているマグネットのテープ2本、フィルターやブラシの替えが入っています。
本体のデザインはシックな色合いで悪目立ちしません。
なかなか差別化は難しい部分であると思いますが、非常にシンプルにまとまっていて好感が持てます。
充電ステーションも小さめで圧迫感はありません。
コードの巻取り部分もきちんと付属しています。
充電ステーションの周りはある程度あけなければならないのですが、左の壁から15cmくらいでも全く問題はなく動作しています。
設定には専用のアプリを使います。
ガイダンスに従って、Wi-Fiの設定や言語の設定等を進めていけばいいだけなので、非常に簡単に設定が完了します。
早速使ってみます。
アプリからも本体のスイッチからも掃除が開始できます。
せっかくなので、アプリにあるスケジュールから希望する時間を設定し、予約して掃除をさせてみます。
設定した時刻ちょうどに「掃除を開始します」というアナウンスとともに、掃除が始まりました。
使ってみた感想
音が小さい
まず驚いたのは、音が小さい。
先日試用していたルンバi7はかなり大きめの音がしていましたが、このEufy G30は音が明らかに小さいです。
もちろん掃除機の音はするのですが、テレビの音が全く聞こえなくなる、会話ができないといったことはありません。
直線的な動きがいい
動き方はかなり直線的で、スタートをすると行けるところまで進み、壁や家具にぶつかると方向を変え、また進んでいきます。
行けるところを探しながら進んでいくので、「この部屋の掃除できないな」ということはありません。
カーペットやゴザを乗り越える力もあり、カーペットの上では吸い込む力をパワーアップさせてくれます。
また家具や壁へのぶつかり方が、ルンバのそれとは違うのです。
ルンバは「ガン!」と結構な衝撃で当たっていき、進む向きが変わるのですが、このEufyはぶつかる瞬間にブレーキをかけて「トン」とぶつかるイメージ。
本体の薄さがいい
そして、この本体の薄さがとてもいいです。
これまででは入らなかった家具の下にもスルスルっと入っていき、掃除をしてくれるのです。
充電ステーションにほぼ100%確実に戻る
一通り掃除が終わると、今度は間取りの周囲を掃除するように進みます。
壁に沿って掃除をしていくイメージです。
ぐるっと一周回った後、「掃除を終了します、充電ステーションに戻ります」という案内とともに、自動的に充電ステーションに戻ります。
特に右往左往することもなく、一発できちんと戻っていきます。
ダストボックスを開けてみると、驚くほどホコリや髪の毛が溜まっています。
部屋を見ても、目立った取り残したゴミはなく、清掃力も不満はありません。
もちろん欠点もあります。
段差を認識してくれない時がある
段差を認識する能力は、ルンバi3よりもあります。
しかしながら、先述した玄関の段差を認識する時としない時があり、困ります。
掃除をスタートさせ外出しても通常通りに掃除が終わってる時もあれば、アプリに「動けない」というエラーの通知がくることもあります。
玄関で動けないままバッテリーが切れてしまっているのです。
ただ、これはマグネットのテープを侵入させたくないところに置いておけば、きちんと避けて掃除をしてくれるため、この欠点は解消されました。
間取りを覚えてはくれない
間取りを覚える機能はなく、毎回マッピングをしながら稼働するので、特定の部屋だけを掃除させることはできません。
毎回同じような動作をするわけではなく、動き始めたら右にいくこともあれば、まっすぐ進むこともあるため、どのような方法で進むのかはなかなか予想ができず、あらかじめ物を床に置かないようにするしかありません。
ギリギリまでものを置いておき、進んできたらどかすことは難しいです。
ゴミ捨ての際に埃が舞う
また、最も大きな欠点は、ダストボックスを開けるとゴミが舞ってしまうことです。
紙パックを使わない掃除機全般に言えることではありますが、毎回ゴミを捨てる際にボワッとホコリがある程度舞ってしまいます。
ここは改善して欲しいと切に思います。
「これがいい」と思える値段と機能のバランス
ルンバより値段は格段に安いため、「まぁ自動的にゴミを吸い込んでくれればいいや」程度に考えていたのですが、1ヶ月ほど試用してみると、明らかにルンバよりも痒いところに手が届き、清掃力も問題はありません。
日本の住宅環境には、「Anker RoboVac Eufy G30 Edge」の方がむしろ向いているかもしれませんね。