ハイソラ

WF-1000XM3を購入し、手放しました

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2020年の初め、SONYのワイヤレスイヤホン(ヘッドホン)である「WF-1000XM3」を購入し、毎日のように使っていました。
しかしながら現在は手放してしまい、どうして「ワイヤレスイヤホン」ばかり開発される流れになってしまったのか、大変恨んでいます

購入した経緯

ノイズキャンセリング付きのワイヤレスイヤフォンはAppleの「AirPods Pro」とSONYの「WF-1000XM3」が双璧をなしています。

Apple AirPods ProとSONY WF-1000XM3
いずれも公式サイトから引用

AppleユーザーであればAirPods Proの手軽さがとても使い勝手が良さそうですが、「音質がさほどよくない」という意見を耳にし、実際に試聴をしてみても確かにフラットな音質。
コンパクトで使い勝手は良く、決して音質も悪くはありません。
Amazonのレビューにあるようにピュアオーディオ的な印象といえば確かにそうなのですが、ハウスミュージックが好きな私としてはやはり物足りない。
そう考えると、クリアーでなおかつ高音から低音に渡ってきちんと鳴るべきところで鳴っている印象を受けたSONY「WF-1000XM3」の方が個人的には好みで、購入に至ったのです。

SONY WF-1000XM3のパッケージ
SONY WF-1000XM3のパッケージ

購入して以来、ほぼ毎日愛用していました。
ノイズキャンセリングの効きは凄く、声以外の音がふっと消える印象です。
電車は好きなのですが、さすがに毎日聞くほどではないですし、最近は窓が開いていてかなり音が響いていますが、全く聞こえなくなるほど。
音も先述したように、よく聞く音楽のジャンルにどんぴしゃり。
四つ打ち時代のくるり、SUPERCARのYUMEGIWALASTBOYあたりを心地よく聞くことができます。

また、Bluetoothの設定で一度登録してしまえば、iPhoneからMacへの接続切り替えも全く問題なくスムーズに行うことができました。
ここは嬉しい誤算です。

しかし、致命的な欠点があり、先述のように手放してしまいました。

1.耳から外れる

左耳は大丈夫なのですが、右耳のイヤホンが普通に歩いているだけで耳から外れるのです。
このWF-1000XM3は装着の仕方にコツがいり、耳に入れたあと少し捻ることで安定するようにデザインされているのですが、それでも安定せずにポロっと外れるのです。
私の耳の形がおかしいのかもしれませんが(確かに人よりも薄い)、どうにもこうにもならず、イヤーピースを変えてもうまくいきません。
少し走ったりすると確実に外れてしまいます。

2.プツプツ途切れる

駅や電車内、街中のみならず、家の中でMacと接続しているときも「プツプツ」という感じのノイズが入り、途切れ途切れになってしまう現象が見受けられます。
バージョンアップしても改善せず、個人的に頻度は高かったように感じます。
以前使用していたBluetoothイヤホンは、そのような現象は起きなかったので、大変気になってしまいました。

3.レジや人と話すときに面倒

これが最大のデメリットなのですが、「一時的に外した時に面倒」ということです。
コンビニやスーパーで買い物をしてレジで会計する際、イヤホンを外して会計する人も多いと思います。
WF-1000XM3もAirPods Proも「外音取り込みモード」があり、外の音をそのままイヤホン内に流すこともできるのですが、イヤホンをしたまま会計するのはどうも違和感がある。
私も一度したまま会計したことがあるのですが、「この人は会話する気がない人」とみなされてしまったのか、箸やストロー、ポイントカード関連を尋ねられることなく、そのまま終わってしまいました。
やはり装着したまま会計するのは行儀がよくありません。
それ以来、レジで外しているようにしたのですが、外したイヤホンをポケットに入れると、マイバッグや財布、鍵などと一緒になりごちゃごちゃして取り出しにくいですし、ホコリが付いてしまうことも多く、かといって手に持ってると邪魔。
どうしたらいいか、挙動不審になってしまうわけです。
街中で人に話しかけられたときも同様で、例えば一緒に目的地まで行く場合はケースにしまえばいいのですが、一時的に外す場合はどうすればいいのか少し悩む。

非常に細かい点ですが、細かなストレスが日々積み重なって、「ええい!今日はしないで行く!」という日も徐々に増えてきました。
これはAirPods Proでも同じことが言えるため、おそらくこちらを選んだとしても同じストレスを抱えてしまうでしょう。

完全ワイヤレスイヤホンばかり発売されている風潮に疑問を呈したい

SONY WF-1000XM3
SONY WF-1000XM3

完全に社会の流れがこのワイヤレスイヤフォンになってしまい、魅力的なイヤホンがほとんどフルワイヤレスとして登場しているのですが、どうしてこうなってしまったのでしょうか。
Bluetoothでスマホやパソコンとはワイヤレスで繋がり、左右がコードでつながっているタイプがやはり使い勝手はいいです。
価格.comなどで調べてみると、種類は確かに多いのですが、ノイズキャンセリング付きになるとなぜか大袈裟なネックバンドのようなものがついていたり、チープなものになってしまいがち。

ということで、まずはコストパフォーマンスに優れている「SOUNDPEATS Q30 HD」を購入し、つなぎとして愛用しています。

SOUNDPEATS Q30HD
SOUNDPEATS Q30HD

3000円程度の製品ですが、音質はかなり良好で、低音よりかつ全体的にこもった感じもそこまで酷くありません。
もちろんWF-1000XM3のほうが音質は良好ですが、これでも十分な音質です。
今も新製品の情報をチェックしつつ、「このままでいいかな」と愛用し続けている感じです。

個人的に欲しいイヤホンをまとめてみました。

  • Bluetooth接続、左右はコードでつながっている
  • 耳から外した際に、左右がマグネットでくっつく
  • 機器の切り替えが早い
  • 途切れない
  • ノイズキャンセリング付き
  • 8時間程度保つバッテリー
  • シンプルなデザイン
  • 少し低音寄りかつボーカルの明瞭度が高い味付け

多少わがままですが、これが実現されていれば3万円までは出せます。
音響メーカー御一同様、どうかこの条件に合うものを出してくれないでしょうか…。

SONYのこのイヤホン、デザインさえ変わってくれれば完璧なのですが…。