HIGH ISO LIFE

フリーランスのデザイナーの目線で、色々なことを考えるブログ

ジョナサン・アイブがAppleを去ると聞いて楽しみが増えた

Appleのデザイン部門トップであるCDO(チーフ・デザイン・オフィサー)のジョナサン・アイブ氏が、年内で退社するというニュースが入ってきました。

・参考:Appleのリリース(https://www.apple.com/newsroom/2019/06/jony-ive-to-form-independent-design-company-with-apple-as-client/
・ITメディア(https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1906/28/news071.html

新しく、自身の会社「LoveFrom」を立ち上げるそうです。

インハウスデザイナーという生き方、フリーデザイナーという生き方

会社に在籍するデザイナーは、インハウスデザイナーという言われ方をします。
私は今フリーですが、一時期猛烈にインハウスデザイナーになりたかった時期があります。
インハウスデザイナーは、当然ながら自身が所属する会社の製品、サービスのデザインを担当しますので、担当する製品がかなり限られます。
これについては色々と考え方があるのですが、私自身は専門性が高まっていいのではないかと考えています。
メーカーにいて世の中に大きく広がる製品を担当すれば、それだけやりがいも大きくなるでしょうし、製造のライン、原価の計算など、デザインとは関係ないが必ず関わってくる話も勉強せざるを得なくなり、深い知識が身につきます。

デザイナーはえてして自由な環境に身を置きたがりますが(私もそう)、こういった、ある程度制限がかかる環境でデザインの仕事をするということは、自分のキャリアにとって、とてつもないプラスの効果を発揮します。
私はある程度自由な環境に身を置いており、そのような経験がないので、人一倍、人二倍努力する必要があります。

とにかく楽しみ

Appleという世界的な会社のデザイン部門トップ、ともなれば、技術や知識、哲学、人柄、全てにおいて最高レベルを求められるのは想像に難くありませんが、そのレベルを維持したまま、Appleに限らない製品やサービスのデザインをするとなりますと、これには期待に胸が膨らむばかりです。
新会社には、マーク・ニューソンも参加するとのことです。
同氏がデザインしたauのケータイ「talby」を、私自身6年間愛用していたこともあって、どういう仕事がなされるのかより一層楽しみです。

しかしながら、ティム・クックCEOのあとはジョナサン・アイブがCEOになると一部では考えられていました。
私もそう考えていました。
同氏の後継は特に決められていないそうですし、Appleは新会社の主要顧客となるようなので、しばらくは大きな影響はないのでしょう。
ただ、Appleではない競合他社メーカーのガジェットやスマートフォンをデザインすることになったりすれば、色々と影響が出てくるでしょう。
その後のAppleのデザインが大きく変わってしまうこともあり得ます。
10年後、Appleがどうなっているのか、要注目です。

ちなみに、ジョナサン・アイブ氏について書かれた本「ジョナサン・アイブ」は読み応えがありデザインの哲学に触れられる本です。
おすすめです。

Appleのデザインについては、以下の本が丁寧に書かれていてとても参考になります。

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