HIGH ISO LIFE

フリーランスのデザイナーの目線で、色々なことを考えるブログ

書評『デザイナーとして起業した(い)君へ。成功するためのアドバイス – Work for Money, Design for Love』

はじめて書評というものを書いてみます。
『デザイナーとして起業した(い)君へ。成功するためのアドバイス – Work for Money, Design for Love』という本を読了しました。

かれこれ開業してから、2年ちょっと経つ訳ですが、これまでいつも「もやっと」した不安に苛まれていました。
これからも順調にやっていけるのか、この値段を呈示していいのか、嫌なクライアントに捕まるのは俺が貧乏くじ引いちゃってるからじゃないのか、そもそもデザイナーに向いているのか…。
私がデザインという概念に興味を持ったのは、中学校2年生のときでした。
Appleの広告に触れて、こういう表現をすれば、社会の「見る目」が養われて、文化的に成長するんじゃないか。
少しだけでもいいから、その分野に携わりたいと思っていました。
現に、今はデザイナーの端くれとして生計を立てています。
自分が好きな仕事ができていることに、本当に幸せを感じているんです。
ただ、先述した不安をずっと感じていました。
嫌な仕事に対してどう向き合えばいいのか。
そんなクライアントにあたっちゃうのは、俺だけじゃないのか。
そこまで我慢することなのか…。

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そのもやっとした原因は、「他の人のことを知らない」ことにあると自覚していました。
同世代で、周りでフリーランスでデザインをやっている人を知りませんし、
そもそも知り合うきっかけもない。
そこで、書店で見つけたこの本を手に取った訳です。

素晴らしい本でした。
「どんなデザイナーも、同じ様な苦労をして、同じ様な不安を抱えながら、仕事をしている」ということが、実に細かく、具体的に書かれています。
その対処法も、きちんと書かれていることに好感を持ちました。

著者はグラフィックデザイナーのDavid Airey氏。
LOGO DESIGN LOVEなどのブログを執筆している方で有名ですね。
グッド・ルッキング・ガイです。

どんな業種や仕事であれ、これからの時代、私は成功者の成功例を聞くのは意味がないと考えています。
それよりも、やはり失敗を共有することが、大事になってくるのではないかなと。
意地悪な先輩や上司にあたってしまうと、「お前も同じ経験をしろ」などと言ってくる場合がありますが、そんなことは愚の骨頂。
いかにして、失敗することや不安になっていることを、共有すること。
そしてその対処法を、みんなでシェアしていくこと。
これまでも道具の使い方(コンピュータやソフトウェアなど)の掲示板のようなものはありましたが、それの仕事版ができてもいいんじゃないかと思うんです。
Yahoo!知恵袋とか、OKwaveの専門版、みたいなものでしょうか。
いずれにせよ、この本、超絶おすすめです。

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